NikonFE コンパクト一眼レフの幕開け
   

シンプルニコン、中級機の始まり
発売は1978年4月。
このとき一緒に発売されたのがFMであり、この発展としてFE2、FM2となっていく。
シンプルなマニュアル&絞り優先AE機である。見やすい追針式の内蔵露出計は、電池を食わずにとても性能のいいものであり、スイッチは巻き上げレバ−を引き出せば電源が入り、引っ込めれば電源が切れるという優れた機能であった。
この頃のカメラは説明書がなくても操作できるので、初めての人でも写真を知っていればすいすい操作できた。見た目どおりの一目瞭然なのである。このへんは今のAFカメラにも見習って欲しいところである。
シンクロは1/125秒で最高速1/1000秒である。しかもバルブとX接点は機械式なのでいざ電池切れとなっても何とか対処できるようになっている。
モ−タ−ドライブはMD−11およびMD−12がFE、FMともに装着できて、秒間3.2コマを可能にしている。
みのかんのFE
このカメラ、実はまだジャンクである。時々ミラ−が上がりっぱなしとなる。原因不明である。部品取りにしてもいいということで、S氏より預かっているが、壊すには忍びなくてそのままになっている。
このカメラの電池は本当に食わないのである。S氏もいつ電池を入れたか忘れたといっている。いずれ修理をと思っているうちにいたずらに歳月が流れ今に至っている。


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